こんにちは!
いつもありがとうございます。
人間力大學事務局の小野スタイルです。
みなさま読書してますか?
自分にない考え方
知識
感動
ワクワク感をくれる
あの最高に楽しい読書。
僕も読書が好きです。
ただ最近は、読書の時間を作るのが
難しくなってきて
速読を覚えようと思いました。
いや、高かったんですよ。
速読教室30万円弱くらいですかね(あわあわ)。
僕にしてみればチャレンジです。
その速読教室は、
オンライン教材になので、
僕自身が自主的に進めていくスタイルなのですが
もうかれこれ2ヶ月くらい放置しています。
ちょっとダメな小野スタイルでございます。
よし、これからがんばろ。
そんな僕が、最近むちゃ面白い本を見つけました。
逆ソクラテス
僕の一番好きな小説家である
伊坂幸太郎さんの作品です。
(伊坂好きな方、コメントください)
5編の短編からできている1冊なのですが
1話の逆ソクラテスがすごく面白かったので
シェアさせてください。
この話は
担任教師に「出来ない生徒」と思われてしまっている草壁君の
イメージを変えるために、
クラスメイトの友達が
いろんな作戦を実行していくっていう話です。
この話の中で、
ソクラテスの言葉を引用してます。
「私は無知だということを知っている」
これは無知の知という名言です。
言い換えれば、
この世界は
自分ができる人間だと
なんでも知っている素晴らしい人間だと
どんなことも自分が正しいと
そう思い込んでいる人間ばかりだ。
それに比べれば、
私は自分がまだ知らないことがあることを知っている。
いかがでしょうか?
どっちが賢いと思います?
どっちが柔軟で
どっちが優しい考え方だと思います?
僕は完全に「ソクラテス、カッコいい」と思うわけです。
ということで、
この「草壁君をできない生徒だ」と思い込んでしまっている先生に
「あれ?もしかして、コイツ思ったよりもデキル生徒なんじゃないか」って
気づかせることによって
その先生が今後関わる生徒全てに対して
偏見がなくなるもしくは弱まる可能性がある。
だからこそ、今「できない生徒」という思い込みがなくなるように
草壁君にテストでいい点を取らせたり、
女子生徒を痴漢から助けさせたり、
権力のある人に誉めさせたりしよう。という
作戦に出るんですね。
もうこの話を読みながら、
一番面白かったのが、「教師期待効果」の話です。
教師期待効果とは
教師が、「この生徒はその程度のレベルだ」と思った以上には
育たないという心理効果のことです。
本当は出来の悪い生徒でも、
「この子は絶対足が速い」と思ったら早くなるし、
「この子は優しい」と思ったら優しくなるんです。
そういう思い込みを持って接することによって、
生徒自身もそう思い込み、
そうなっていくというものです。
この教師期待効果を、
おそらく日本で一番広めているのが
そう、大嶋啓介です。
こちらの動画をご覧ください。
▼あなたは部下を伸ばすリーダー?ダメにするリーダー?▼
僕の好きな伊坂幸太郎さんと
むちゃ尊敬する男、大嶋啓介が
同じことを言ってると思って興奮!!
これは、教師だけじゃないです。
例えば、夫婦でも奥さんに対して
「片付けられないヤツ」とか
「料理が下手」とか
旦那さんに対して
「うだつの上がらないヤツ」とか
「仕事ができない」とか
そういう思い込みによって
相手が作れているということです。
子育てでも
友人関係でも
仕事仲間でも
その人に対してどう思い込んでいるのか
今一度見直すタイミングにしてみては
いかがでしょうか?
「無知の知」
奥深すぎるこの言葉、
僕自身もしっかり胸に刻んでいきたいです。